undefined(FIL)の上場ラッシュ。Filecoinメインネットが2020年10月16日に稼働しました。既にFILを上場している取引所には、Binance、Gemini、Kraken、KuCoin、Huobiなどがあります。FTXでは、トークンあたり80ドルでピークをつけましたが、Geminiでは200ドルの高値まで暴騰しました。現在、FILは60ドル付近で取引されており、循環供給量に基づいた時価総額は8億4500万ドル(市場25位)に達しており、発行量上限ベースの時価総額は1150億ドル以上となっています。


②Filecoinとは?

Filecoinは、誰でもコンピュータの空き容量を貸し借りできる分散型ストレージのプロトコルです。コンピュータ科学者でエンジニアのJuan Benet氏が率いるProtocol Labsによって開発が主導されています。Filecoinは2017年にICOにより2億5700万ドルを調達しました。Filecoinのメインネットは2020年10月にスタートしています。ネットワークに参加する人は誰でも、巨大なデータストレージソースを作成できます。既存のDropboxやAWS(Amazon Web Service)が占めるこの市場は今後、分散型ネットワークの需要が増加すると考えられます。

③Filecoinを使うメリットとは?

Filecoinには、集中型のデータストレージソリューションと比較して多くの利点があります。・コスト - データストレージの自由市場を作ることで、価格を低減できる。・スケーラブル - 世界中の数百万台ものコンピュータを集積し、巨大なストレージネットワークを構築する。・経済合理性 - 新しいストレージコンピュータを作るのではなく、Filecoinは既存のリソースを利用する。・セキュリティ - 過去にDropboxやiCloudがハッキングされた事例があるが、分散型ネットワークは単一障害点がないため、侵害しにくい。2012年にはDropboxがハッキングされ、6800万人のユーザーのパスワードがインターネット上に流出しました。

④Filecoinのデメリット

Filecoinの問題点としては、以下のようなものがあります。・スピード - 1つのサーバーにアクセスするのではなく、必要なときにドキュメントをまとめるために複数のサーバーにアクセスする必要がある。これは、サーバーがオンラインであることとインターネット速度に依存する。・参入障壁- Filecoin の暗号資産(FIL)を使って取引を処理するため、サービスを利用するにはFILコインを購入して利用しなければならない。

⑤Filecoinは安全か?

Filecoinはデータをシュレッダーのように分割して管理し、Filecoinのみがデータを結合でき、リクエストに応じて各データを再配置できます。つまり、攻撃者が特定のコンピュータをハックして、ファイルにアクセスすることができないことを意味します。

⑥Filecoin の競合他社は?

Filecoinと同様に、分散型ファイルストレージに取り組んでいるプロジェクトは以下の通りです。・Siacoin(SIA):すでに3.9ペタバイト(3,900テラバイト)の容量を持つ500以上のストレージプロバイダーを擁す。・Storj(STORJ)、2019年初頭にプライベートアルファ版を開始。プラットフォーム側で価格を管理するStorj や Siaに対し、Filecoinはコストを市場原理に委ねている点で一線を画しています。参加者が増えるにつれて競争原理が働き、価格が低下するように設計されています。

⑦Filecoinの採掘方法

Filecoinのマイナーには3種類があります。Filecoinネットワーク上にデータを保存するストレージ・マイナー、ファイルを検索する検索マイナー、そしてまだ実装されていない修復マイナーです。ストレージ・マイナーは、ストレージを貸し出すために担保としてFILトークンをステークします。そしてクライアントのデータを保存し、改ざんされていない証明(Proof of Replication)と保存証明(Proof of Spacetime)を提供することでFILを獲得します。一方、検索マイナーは、特定のファイルを検索するユーザーが支払う手数料相当のFILを獲得します。

⑧Filecoinの未来

現状、アマゾンやグーグルのようなクラウドストレージプロバイダーが莫大な市場を築いています。これは市場に大きな需要があることを示しています。企業が分散型サービスの利用することで、多くのコスト削減につながる可能性があります。来週、Protocol Labsは打ち上げの成功を祝う「Filecoin Liftoff Week」で、複数のパネルやコミュニティと関わるイベントを開催する予定です。