“イーサリアム・キラー”とも呼ばれる暗号資産「カルダノ(Cardano/ADA)」の価格は2月、大幅に上昇し、主要暗号資産をピックアップしている「CoinDesk 20」の中で突出した伸びを示した。

2月は多くの暗号資産にとって強気の月となり、ビットコイン(BTC)は約36%、イーサリアム(ETH)は約74%、上昇した。

ランキングの上位を占めたのは、カルダノをはじめとするイーサリアムのライバル的存在の暗号資産だった。米CoinDeskのデータによると、カルダノは約274%、コスモス(Cosmos/ATOM)は約122%、値を上げた。

カルダノは2月27日、史上最高値となる1.49ドルまで上昇し、2018年はじめに記録した1.30ドルを上回った。時価総額は400億ドルに達し、ビットコインキャッシュ(BCH)やライトコイン(LTC)を抜き、時価総額で3番目に大きい暗号資産となった。

一方、リップル(XRP)は約15%下落した。

2月、カルダノが大きく上昇──CoinDesk 20で突出
出典:CoinDesk

スマートコントラクト機能はこれから

しかし、カルダノに対する市場の熱狂は、最終的にその実情と食い違うかもしれない。「イーサリアムのライバル」として注目を集める一方で、カルダノはまだスマートコントラクト機能を備えていない。

カルダノを開発しているIOHK(Input Output Hong Kong)は、長期的なアプローチを取っている。例えば、カルダノは2020年7月のハードフォーク「シェリー(Shelley)」で管理をIOHKからコミュニティに移行させたばかりだ。

3月2日に行われたハードフォーク「メアリー(Mary)」では、ネイティブトークンの発行が可能になった。次のハードフォーク「ゴーゲン(Goguen)」は2021年前半で、スマートコントラクトが導入される予定だ。

カルダノの2月の価格上昇は、その価格の割安感がかかわっていた可能性が高い。カルダノはビットコインやイーサリアムはもちろん、同じようにイーサリアム・キラーと呼ばれるポルカドット(DOT)と比べると価格に割安感があった。

|翻訳:石田麻衣子
|編集:増田隆幸、佐藤茂
|画像:CoinDesk
|原文:Cardano’s ADA Token Tripled in February to Outperform CoinDesk 20

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