米国で最大規模の暗号資産取引所を運営するコインベースが、正式に株式の直接上場を行う。

米証券取引委員会(SEC)が、コインベースが提出していた「Form S-1」を公開。同社が計画しているナスダックでの直接上場の準備が整った。Form S-1は、米国で新規株式公開を行う際にSECに提出する証券登録届出書。

コインベースのForm S-1には、同社の財務状況や、調達する資金の使途などが記載されている。

「当面の間、(コインベースの)営業費用は著しく増加し、利益を確保することができない可能性がある。従って、事業全体および財務状況に影響を及ぼす恐れがある……。2020年度には、3億2230万ドルの純利益を計上したが、2019年度には3040万ドルの損失を被る結果となった」(同Form S-1より)

ゴールドマン・サックス、JPモルガン証券、シティグループが、コインベースの上場を支援する。コインベースの証券コードは「COIN」。同社は、クラスA株をナスダックのグローバルセレクトマーケットに上場する申請を行っている。

同Form S-1によると、コインベースのブライアン・アームストロングCEOの報酬は昨年、5950万ドル(約63億円)だった。

また、コインベースの一部の株式は今月に、流通市場(セカンダリー市場)で取引されたが、取引額から試算した同社の企業価値は1000億ドル(約10.6兆円)だった。

米国では現在、インターコンチネンタル取引所(ICE)の子会社で、暗号資産の関連事業を行うBakktが、VPC Impact Acquisition Holdingsとの合併を経て、ニューヨーク証券取引所に株式を上場する準備を進めている。

|編集:佐藤茂
|画像:Shutterstock
|原文:Coinbase’s Financials Are Now Public Ahead of Stock Market Listing

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