undefinedトークンセールスプラットフォームのコインリスト(CoinList)は10月14日、5710万ドル(約60億円)に相当する4997WBTC(Wrapped Bitcoin)を発行し、1日に単一のマーチャント(販売者)が発行したWBTCとしては過去最大となった。

WBTCの“1日”での発行量トップ10出典:Source:Wrapped Bitcoin, CoinDesk Research

WBTC(Wrapped Bitcoin):ビットコインを暗号資産カストディアンのBitGoに預け入れることで作成されるビットコインに連動したERC-20トークン(イーサリアム規格に対応したトークン)。ユーザーはマーチャント(販売元)を介してWBTCを受け取る。

CoinDeskによる取引データの分析によると、これまでの記録は9月18日にアルメダ・リサーチ(Alameda Research)が3回に分けて発行した4093WBTC(4470万ドル、約47億円)。

コインリストのマシュー・ジュベ-デュバル(Matthieu Jobbé-Duval)氏は、この夏のDeFi(分散型金融)ブームで需要が「着実に増加」した。その後、WBTCの需要は依然として強いが「よりバランスの取れた流れ」になっているとCoinDeskに語った。

また14日、CoinListは一度のプロセスで3697WBTCを発行、こちらもこれまでの記録を更新した。

WBTCの“1回”での発行量トップ10出典 :Wrapped Bitcoin, CoinDesk Research

注目すべきは、アラメダ・リサーチ、スリー・アローズ・キャピタル(Three Arrows Capital)など、主にWBTCを自ら運用するマーチャントとは異なり、コインリストは顧客サービスとしてのみWBTCを発行していることだ。

14日、新記録となったWBTCの発行はコインリストにとっては通常の業務に過ぎない。同社が発行したWBTCは全発行量の3割以上を占め、イーサリアムブロックチェーン上でビットコインを使うための最大の入口の一つであり続けている。

WBTCの供給量は10万5132にのぼると見られ、今年1月以降、1万7000%以上の増加となっている。