英国の仮想通貨マイニング企業アルゴ・ブロックチェーン(Argo Blockchain)は、同社CEOのピーター・ウォール氏が給与全額をビットコイン(BTC)で受け取ることを明らかにした。上場企業の幹部としては初めての例だという。

アルゴ・ブロックチェーンはロンドン証券取引所で取引されている上場企業だ。同社によれば、ウォールCEOはビットコインでの給与受け取りを始め、「ほかのアルゴチームのメンバーは、給与の全額もしくは一部をビットコインで受け取ることを選択できる」ようになった。

コインテレグラフとのインタビューで、ウォール氏は、この決定は当然のことだと主張している。

「私は夜中に目を覚まし、自問したんだ。『なぜ私は法定通貨で給与を受け取っているんだ?』『なぜビットコインで受け取ることを始めてないのか?』とね」。こうウォール氏は語っている。

ウォール氏によれば、このインスピレーションの源となったのは、NFLプレイヤーのラッセル・オクングの存在だ。昨年末、オクング選手は自身の報酬の一部をビットコインで受け取っていると報道された。

オクング選手の場合、契約しているチームから直接ビットコインを受け取っていたわけでなく、仮想通貨スタートアップを通じてビットコインに交換していた。

だがウォール氏の場合、アルゴ社から直接ウォール氏にビットコインが支払われている。

ウォール氏によれば、従業員からも「強い関心」があるそうだ。ウォール氏は、従業員でも追随する動きが出ることを期待していると述べている。

ビットコインに関心を抱いているのは従業員だけではない。アルゴの株主の一部からも、BTCで配当金を受け取れないかとの問い合わせがあったという。ただこれについては法的なハードルが大きすぎてクリアできない可能性が高いと、ウォール氏は述べている。

ウォール氏は、ビットコインの価値保存手段としての有用性と、証明可能な希少性という特徴を考えると、給与の少なくとも一部をBTCで受け取るのは理想的な方法であると主張している。

ウォール氏は、ほかの企業(グーグルのような巨大企業でさえも)が「3年から5年以内」に従業員に仮想通貨の給与支払オプションを提供するだろうと予想している。

「長期的には、私たちが毎日行うすべての取引で、日常生活で仮想通貨を使用することは間違いないことになるだろう」