
仮想通貨(暗号資産)イーサリアムの次世代ネットワークイーサリアム2.0が今年年中に一回のアップグレードが実施することが予定さている。
これは一般にハードフォークと言われているが、今回はイーサリアムETH2.0の開発・運用について意見が分かれているわけではなく、現在のイーサリアム1.0ネットコインを統合する準備だ。
「フォーク」という言葉は、ブロックチェーンの使用法で非常に過負荷になっているため、ネットワークが複数の競合するチェーンで終わるという意味で、このアップグレードが行われるとフォークになる。しかし、今回は並列して処理を行う技術(シャーディング)として複数のチェーンは作られるが、分岐するわけではないという。
今年中頃に予定されるETH2.0のアップグレードのドラフト内容は以下のとおりだ。
①スラッシュペナルティと非アクティブリークを元の値にリセット
②ライトクライアントサポート用の同期委員会を導入
(これらは、既存の委員会インフラストラクチャの多くに基づいている。)
③会計改革
(これは、エポックの終わりにすべての認証の報酬とペナルティを処理することではなく、エポック全体に処理を分散する。1つの目標は、エポックの開始時に誤った認証の数を減らすことで、報酬にもいくつかの小さな変更がある。)
④グローバルなペナルティは効率の向上
(この変更により、除数のみを変更することですべてのバリデーターのバランスを一緒に調整できるグローバル除数が定義される。)
このアップグレードによって、エポック(ビーコンチェーンのブロック単位)の最初の段階における検証間違いの減少や、ペナルティの処理の効率性向上が実現できるという。