Gox Risingのオファー

仮想通貨取引所マウントゴックス(Mt.Gox)の債務返済プロジェクトとして設立された「Gox Rising」は、新たな基準による顧客への損失償還を発表した。

Mt.Goxは、2014年に850,000BTC以上の不正流出事件を引き起こし破綻に至っている。東京地裁でも民事再生手続きを進めていた。

今回発表されたのは、「不正流出で損害を受けた顧客に対し、ビットコイン1BTCあたり800ドルの払い戻しを行う」という計画だ。流出事件発生時、ビットコインは約450ドルで取引されていたことを勘案して設定額が定められた。

計画の支払い対象は、諸事情により補償をめぐる民事裁判結果を待てない債権者に対して適用される。「支払いが選択された場合、10日営業日以内に800ドルの現金、または800ドル相当のビットコインを送金する」としている。

今年3月には、MtGoxの破産管財人から債権者に対し、仮想通貨での資金返還を望む場合、ビットコインとビットコインキャッシュ(BCH)を手配するという草案が提示されたが、東京地裁は数日後、当計画の策定に「綿密な検討」が必要であると判断し、7月1日まで延長することとなった。

今回「Gox Rising」が計画を提示した理由には、長年にわたり損失償還に至っていないことがある。本計画は、裁判所による仲裁を必要としないが、すべての申立ては個別で妥当性を再審査すると説明されている。