undefined仮想通貨(暗号資産)は5000種以上存在し、その時価総額は2500億ドルにのぼる。

世界で最初のプルーフ・オブ・ワーク(PoW)に基づくデジタル通貨「カルマ(Karma)」を作成した、エミン・ギュン・シラー氏は、仮想通貨の95%は詐欺に過ぎないと主張している。

コーネル大学教授でありコンピューターサイエンティストのシラー氏は、大部分の仮想通貨は技術の進歩を示すものではなく、人々がお金を掴むためだけに存在していると語っている。

「ビットコインと競争するのは愚かなこと」

4月29日に行われたAMA(Ask me Anything)の中で、シラー氏はフェイスブック主導の仮想通貨プロジェクト「リブラ」を非難。米ドルやユーロなどの主要な法定通貨と競争しようとしているが、何も新しいものを生み出していないと述べた。

シラー氏は、仮想通貨プロジェクトの大多数が新しい決済手段としての売り込んでいるが、ビットコインが10年以上前に始めていると指摘する。

「決済手段となりたいことは何も問題はないが、ビットコインが最初にそれを行っている」とシラー氏は語り、「それと競争しようとするのは愚かなことだ」と付け加えた。

世界を変えるテクノロジーはあるか?

シラー氏は2003年に最初のPoWに基づくデジタル通貨のプロトコルを設計した。これはビットコインの作成者であるサトシ・ナカモトが、ビットコインのホワイトペーパーを公開する5年前のことだ。シラー氏自身は、自分がビットコイン信奉者ではないと強調しているが、仮想通貨の95%は詐欺だと断じている。

「私はビットコイン・マキシマリストのアプローチは嫌いだ。しかし、私はサイエンス・ドリブンな人間だ。正しいことであれば、それに従おう。彼ら(ビットコイン支持者)は仮想通貨の95%を詐欺だとラベリングしているが、それは正しい。それらがイニシャル・コイン・オファリングで金を掴むだけだと。〔…〕多くの仮想通貨は世界を前進させるわけではなく、ただコインを押しているだけだ」

世界を変えるテクノロジーを生み出すのではなく、大多数の仮想通貨プロジェクトがサトシ・ナカモトが提示したモデルに従っているだけだと、シラー氏は指摘する。「ジャスティン・サンのような人々は、何が特別なものがあるように触れ回っているが、それは他の誰かのものをリサイクルしただけだ」と、シラー氏は言った。

仮想通貨の大部分が役に立たないという主張は、シラー氏だけのものではない。仮想通貨XRPのリップルのブラッド・ガーリングハウスCEOは、仮想通貨の99%が無価値になるだろうと主張している。